歴史に残る最弱主人公「スペランカー」

歴史に残る最弱主人公「スペランカー」

歴史に残る最弱主人公「スペランカー」

  • メーカー:アイレム
  • 発売日:1985年12月7日
  • 価 格:4,900

このゲームは「本当に面白いファミコン神ゲー BEST 100」の第29位に紹介され、「ファミコンクソゲー番付」の東の横綱として紹介されている。


 

スペランカーとは?

このゲーム、マイクロ・グラフィック・イメージ社が作成しブローダーバンド社がライセンス管理していたもの。

ブローダーバンド社からアイレムがライセンスを受けてファミコンに移植されたのがこの「スペランカー」。

探検家のスペランカーが洞窟を探索し、地下深く眠る宝の山を見つけ出すのが目的のゲーム。

襲いかかる敵は幽霊とコウモリだけだが、洞窟にはさまざまな罠が待ち受けている。

歴史に残る最弱主人公!

歴史に残る最弱主人公「スペランカー」

スペランカーは異常なほどに弱い。

代表的なのは穴に落ちると死ぬ。

伝説のピラミッドへの道が厳しいのは当たり前なのだが、耐えられる落下の衝撃は自分自身の身長程度しかないため、穴に落ちると死んでします。

穴に落ちて死ぬ以外にもエレベーターから踏み外しても死亡。

噴水の下移動中にジャンプすると死亡。

下り坂を連続ジャンプしようものなら死亡。

ジャンプは命がけなのだ!

また自分が仕掛けた爆弾が爆発した際に、距離が近いと死亡。

これはまぁ理解できる。

自分が打ち上げたフラッシュの落下物に当たると死亡というのも、まぁギリ理解できます。

でも敵キャラのコウモリが落としてくる「フンに当たると死亡」というのは弱すぎる。

ジャンプで死んだりコウモリで死んだりと、とにかくすぐに死んでしまうゲーム。

そんな虚弱体質なスペランカーも丸腰ではなく、ブラスターという武器を持っている。

しかしブラスターは幽霊を倒すのみで、コウモリには効かない。

また一度このブラスターを使うと一定時間打ち続けた状態になり動作不能になる。

この動作不能もくせ者。

幽霊を倒すときに距離が近すぎると、倒しきれていない幽霊がスペランカーに向かって来て接触して死亡してしまう。

歴史に残る最弱主人公「スペランカー」

さらにアイテムにも注意が必要。

お金やダイナマイト、エネルギーやフラッシュなどさまざまなアイテムが存在するが、その中にジャンプ力が増す薬がある。

この薬を取るとまともな操作ができない上にヘタにジャンプすると死亡するハメになる。

トラップアイテムまでも死に直結する。

このように簡単に死亡するため最弱の主人公のためクソゲーと呼ばれてはいるが、「本当に面白いファミコン神ゲー BEST 100」の第29位にも紹介されているとおり、クリアできない無理ゲーでも、つまらない作業ゲーでも、完成度の低いクソゲーというワケでもない。

主人公の死亡判定はかなりシビアだが、探検家は命がけで地底を進む緊張感のあらわれと言われれば納得できる。

岩山があれば爆弾で爆破し、コウモリがいればフラッシュで撃退。

幽霊が出ればブラスターで成仏させ、洞窟の雰囲気がしっかりと再現されたグラフィックの中、行く手を阻む赤と青の扉を開けるための鍵を探し回る。

あざとい落とし穴をジャンプでかわし、トロッコや噴水といった仕掛けを切り抜け、ピラミッド目指すというゲームの内容は良質なアクションゲームとも言える。

また周回を重ねると鍵の取得方法が変わるなどの設定は、最弱主人公をバカにするゲームではなく、メーカーからプレイヤーへの挑戦として楽しむのがこのゲームの正しい遊び方でしょう。

久しぶりにプレイしてみて…。

  • 即死ゲーは難しい。
  • ホント難しい。
  • キャラのコントロールが難しい。
  • タイミングがシビアすぎ。
  • 死亡判定がシビアすぎ。

すっかり最近のヌルいゲームに汚染されてしまったなぁ。

とかいうものの、実際にはスペランカーをクリアした記憶がなく、ステージ1すらクリアした記憶がありません。

とにかくシビアだった印象しかなかったですが、あらためてプレイしてみても判定がシビアだと痛感。

思い出のカートリッジ。

ちなみにスペランカーの初期カートリッジにあった赤いランプはアイレムのシンボルとして特徴的だったが、再販版のカートリッジには搭載されてません。

小学生の頃「このランプに何か秘密があるのでは?」とプレイ中に押してみたりしてました。

今回手に入れたスペランカーは初期カートリッジだったのでランプ付でした。

というか再販されたランプ無しのカートリッジの方が、もしかしたらレアかもしれませんね。

歴史に残る最弱主人公「スペランカー」

「スペランカー」はサイバーガジェットの「レトロフリーク」を使ってプレイしました。
次はアナタもいっしょに遊んで見ませんか?
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