7月15日に発売されたファミコンソフトは次の6タイトル。
ドンキーコング
- 発売日:1983年7月15日
- メディア:ROMカートリッジ
- メーカー:任天堂
- 価格:3,800円
記念すべきファミコンソフト第1弾
マリオのデビュー作
任天堂の代表作であり、宮本茂が初めて手がけたゲームとしても有名。本作で初めてマリオが登場した。マリオを操作し、コングに捕らわれたレディを助けるのが目的。シンプルなステージの繰り返しが多かった当時、キャラによるストーリー性を持たせたのは斬新で、日米ともに大ヒットとなる。ファミコン版は1981年に発売されたアーケードからの移植になるが、容量の都合から、コングがレディをさらうでもや、ベルトコンベアーのあったステージがカットされ、全3ステージ構成になっている。もともとファミコン自体がアーケード版ドンキーコングの移植を目的として設計されていたため、初期タイトルとして本体の普及に一定の貢献を果たした。
ちなみに、任天堂の初期タイトルではゲーム開始時に「GAME A」「GAME B」が選べ、「GAME B」の方が難易度が高くなっている。
ドンキーコングJR.
- 発売日:1983年7月15日
- メディア:ROMカートリッジ
- メーカー:任天堂
- 価格:3,800円
マリオによって檻に閉じ込められたコングを息子「ジュニア」が助けに行くアクションゲーム。ジャングル風のステージでツルを上り下りしながら敵の攻撃をかわすのが特徴的。果物を落として敵を倒せる。最終ステージでは、全ての鍵を押し上げてパパコングの檻を開ける。今となっては珍しいマリオが悪役のゲーム。全3ステージ。
ポパイ
- 発売日:1983年7月15日
- メディア:ROMカートリッジ
- メーカー:任天堂
- 価格:3,800円
ローンチタイトルの1つ。ポパイを操作し、オリーブの投げるハートなどを全てキャッチするアクションゲーム。ブルートが投げる瓶を割ったり、バケツかぶせて動きを封じ、ほうれん草で投げ飛ばすアクションが爽快。難易度が上がる「GAME B」では、ドクロを投げるばあさんが邪魔をしてくる。全3ステージ。
じゃりン子チエ ばくだん娘の幸せさがし
- 発売日:1988年7月15日
- メディア:ROMカートリッジ
- メーカー:コナミ
- 価格:5,800円
はるき悦巳の漫画を題材にしたアドベンチャーゲーム。全3章の中で主人公がチエ、飼い猫の小鉄、チエの父親と変化する。縦書きのセリフが特徴で、漫画の世界にいるようで楽しい。競馬やトランプなどのミニゲームが複数ある。
伝説の騎士エルロンド
- 発売日:1988年7月15日
- メディア:ROMカートリッジ
- メーカー:ジャレコ
- 価格:5,500円
イギリスのレア社が開発したファンタジー風の横スクロール型アクションゲーム。宝箱の鍵やアイテムを取って宝石を一定数集めるとボスと戦えるようになる。剣で敵を倒し、宙に浮かびながらのジャンプが独特だった。全7ステージ。
ベストプレープロ野球
- 発売日:1988年7月15日
- メディア:ROMカートリッジ
- メーカー:アスキー
- 価格:5,800円
プロ野球の監督となって選手たちを育てるシミュレーションゲーム。「ダービースタリオン」の園部博之が作成。選手の能力を自由に設定でき、オリジナルチームを作ることもできる。試合では代打や継投、守備シフトなど様々なサインを出し、リーグ優勝を目指す。試合のBGMは実際にプロ野球で使用されている応援歌。