ボンバーマンとは?
ボンバーマンは、1985年12月19日にハドソン(現:コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたパズルアクションゲーム。
のちにシリーズ化されPCエンジン版では5人同時プレイが可能となりパーティーゲームとして人気となった。
でも、今回取り上げるのはFC(ファミコン)版。
ちなみに初期のボンバーマンにはこんな設定があったのをアナタはご存知だろうか?
キミはあのロードランナーのランナーくんの過去を知っているかい?
じつはランナーくんも、むかしはロボットだったのだ。まだロボットだったランナーくんは、ボンバーマンとよばれ、爆弾を作る仕事をしていた。
もちろんほかのロボットたちと同じように、悪の手先として地下迷宮のなかで働かされていたのだ。
そんな毎日がいやでいやでたまらなかったボンバーマンは、ある日こんなうわさを耳にした。
“ 地下迷宮を抜けだして地上に出れば、人間になれるらしい。”
ボンバーマンはすぐに決心した。
なんとか地上に出て、人間になろう。
でも、そう簡単に地上に出られるわけがないのだ。
裏切り者のボンバーマンをつかまえるために、たくさんの敵が追いかけてくる。
ボンバーマンの武器は、自分で作った爆弾だけ。
はたして地上に出ることができるのだろうか。
そして、本当に人間になることができるのだろうか・・・・・・。
のちにシリーズ化されたボンバーマンでは封印されてしまった設定なんだけれど、当初はロードランナーの序章的なスピンオフとして発表されたゲーム。
ボンバーマン自体がロードランナーを越える人気となったため、使われなくなったらしい。
当時の僕はこの設定にエラく感動してしまい、妙に感情移入してプレイしてた。
悪の手先として地下迷宮のなかで働かされていたのだとか泣けてくる。
武器は自分の作った爆弾だけとかヤバい。
自分で作ったとかマジヤバい。
きっと逃げ出すために夜なべして爆弾作ったんだろうなぁ…。
そんなふうに思いながら涙を浮かべ(ちょっと嘘ついた)プレイしたもんです。
ボンバーマンの基本
爆弾でブロックを壊しながら敵を倒し、出口を探すゲーム。
ブロックの中にはパワーアップのためのパネルも隠されている。
まずは敵キャラとパネルについて確認しておこう。
敵キャラ
1面から登場する敵キャラ。ゆっくりだがトリッキーな動きはパワーアップしていない初期の段階では苦戦する。行き止まりを使って追い詰めたりするなどの、戦い方を覚えるには最適の敵。
ちょろちょろ動き回り、突然方向転換する気まぐれな敵キャラ。ゲーム序盤から登場するが、パワーアップしていない初期の段階では結構な強敵。
伸び縮みしながら往復している敵キャラ。動きは早いが単調なため倒しやすい。
「ダル」がスピードアップしたような動きの敵キャラ。動きが読みやすいのでタイミングをしっかり合わせると比較的倒しやすい。
じわじわ近づいてくる敵キャラ。レンガを通過するが動きがゆっくりなため、比較的倒しやすい。
レンガを通過し、トリッキーな動きをする敵キャラ。爆弾にも敏感でフェイントも使うためタイミングをはかって倒すのが難しい。アイテムの「リモコン」がないと苦戦すること間違いなし。
動きは速いが、規則正しくジグザグに動くので予測しやすい。レンガを通過せずハマっているコトもあるが油断禁物。
動きが早く、しかもレンガも通過する最強の敵キャラ。登場は48面以降からだが「扉」やアイテムパネルに爆風を当てたり、時間切れになると出てくる場合もある。
パネル
- 効果:爆弾の火力が1ブロック分増える。(最高15ブロック分まで)
- 出現:1、4、15、27、38
パワーアップの基本的なアイテムパネル。火力レベルは16までで、それ以上パネルを取ると、また1に戻ってしまうので注意。
- 効果:一度にセットできる爆弾の数が増える。(最大10個まで)
- 出現:2、5、6、11、12、17、19、23、28、32
効果的に爆弾をセットできるようになるが、誤って行き止まりでセットしてしまい自爆しないよう注意。
- 効果:Bボタンで爆弾を爆発させられるようになる。
- 出現:3、8、13、20、22、24、29、33、37、41、44、48
爆弾はセットしてから3秒後に爆発するが、このアイテムのおかげで、爆弾を爆発させるタイミングが自由にコントロールすることができるようになる。ただし一度死ぬと効果がなくなるので注意。また調子に乗って爆弾と壁に挟まれてしまうと、ただの自爆スイッチになってしまうので、やっぱり注意。
- 効果:移動速度が上がる。
- 出現:4
50面あるうち4面にしか出てこない重要なアイテム。とり忘れたりしてしまうと、動きが遅いまま残りのステージを戦わなければならない。
- 効果:爆弾をすり抜けられるようなる。
- 出現:9、14、18、21、25、35、43、47
うっかり壁と爆弾に挟まれてしまっても大丈夫になるアイテム。おっちょこちょいな人は絶対に手に入れるべきアイテム。一度死ぬと効果がなくなるので注意。
- 効果:レンガをすり抜けられるようになる。
- 出現:10、16、31、39、42、46
レンガをすり抜けられるようになるため、爆弾や敵から逃げるのが楽になる。「爆弾すり抜け」同様、おっちょこちょいな人むけアイテム。こちらも一度死ぬと効果がなくなる。
- 効果:一定時間無敵になる。
- 出現:26、34、40、54、50
爆風や敵に当たっても死ななくなる無敵アイテム。ただし無敵時間はおよそ30秒で、前ぶれなく終わる。調子に乗っていると突然死んでしまうこともあるので注意。
- 効果:爆風に対して無敵になる。
- 出現:30、36、49
「リモコン」と組み合わせることで無敵同然になる。ただし「パーフェクトマン」と違って敵に対しては効果がないので要注意。一度も死ぬことなく「爆弾すり抜け」や「レンガすり抜け」も取っていると、よほど調子に乗っていない限り死ぬことはなくなる。このアイテムも一度死ぬと効果がなくなるので注意。
ちなみに得点は51面からカッコ内の得点の1.2倍になる。
裏パスワード
ボンバーマンは全50ステージあるゲームなため、パスワードを入力して途中から再開できるようコンテニューが設けられている。
このコンテニューが当時話題となった。
裏パスワードが存在するのである。
この裏パスワードについても紹介しておきたい。
幻の「STAGE 0」
パスワード:BABABABABABABABABABA
いきなり強敵ぞろいの「STAGE 0」が始まる。
なかなかのやりごたえ。
「STAGE 0」はパワーアップパネルがなく、代わりに「赤い爆弾」が出現する。
この爆弾、取っても1,000点が入るだけで何も起こらないが、間違って爆破してしまうとフリーズしてしまう。
世に言う「バグってしまう」のだ。
そもそも「STAGE 0」はバグステージのため、このようなことが起こってもしかたないというか、あたりまえというか…。
とにかく、このステージを難なくクリアできれば50面なんてちょろいかもね。
最強のパスワード
パスワード:BOBAMNBAHNCPPCIHABOA
最強の名の通り、「パーフェクトマン」以外のパワーアップパネルを全て装備している状態でスタートする。
爆風は10ブロック分、セットできる爆弾も10個、リモコン・スケートも装備している上、爆弾すり抜け&レンガすり抜けも装備。
おまけにパワーアップパネルと出口が隠されているレンガがオレンジで表示されているのですぐにわかる。
これでクリアできなければ、やめたほうがいいレベルの至れり尽くせりの贅沢パスワード。
パスワード入れ替え効果
通常のパスワードでも、ある特定の順番を入れ替えることで、パワーアップなどの効果が得られます。
- 2番目と3番目を入れ替え→「リモコン装備」
- 7番目と8番目を入れ替え→「火炎バリア、高火力装備」
- 11番目と12番目を入れ替え→「同時に置ける爆弾数が8個」
- 16番目と17番目を入れ替え→「壁通過装備」
- 18番目と19番目を入れ替え→「別の面から開始」
大人になってから改めてプレイしてみると、とにかく爽快感がたまらないボンバーマン。
日頃のストレスを発散させるのにちょうどいいかも!